ミニマム・エッセイ

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九州の誇り「一蘭」でセンチメンタルになった話

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どうも。

独身アラサーのエセミニマリストです。

 

私は九州出身です。

 

今は大阪在住です。

 

今日の話は我が故郷九州の誇り「一蘭」の話です。

はじめに言っておきますが

私はとんこつラーメンをこよなく愛し、

その中でも、一蘭のラーメンがどこよりも好きなのです。

 

一蘭との出会い

私は、人の好みは環境に大きくされると思っています。

ラーメン屋さんに行くと有無を言わさず

白濁のとんこつラーメンがでてくるような地域に住んでいました。

都会の皆さんにはありえない話かとは思いますが

今から何年も前ですし、かなりの田舎育ちのため

チェーン店のラーメン屋さんもほとんどありませんでした。

あるのは地域に根付いた街のラーメン屋さん。

メニューは、

ラーメン
チャーシュー麺
特製ラーメン
大盛ラーメン
おにぎり

 

この頃の思い出が強く記憶に残っていて

今でもメニューの少ない、潔いラーメン屋さんが大好きです。

スープは選ぶ余地なし全てとんこつです。

あぁ。あのとんこつスープとともに食べる白おにぎりが

とてつもなく美味しかった。

 

地元のラーメンも大好きだったんですが

大学生になった私は、行動範囲が広がり

ラーメン屋には無数の種類があることを知りました。

 

一風堂、長浜ラーメン、一幸舎 、しばらく…

どれも有名どころです。

そのなかでも、一蘭が好きでした。

 

初めて行った時の感覚が忘れられません。

チェーン店なのに、ものすごくこだわりを感じたのです。

 

味集中システムと言う名の仕切りカウンター!!

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 http://ichiran.com/index.html

 

もう誰と来ようが、一蘭のラーメンを食べるときは

目の前にあるラーメンとだけ、向き合ってほしいという一蘭の強い思いが伝わってきました。

 

他にも驚かされたことがあります。 

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オーダー用紙でより自分好みの味に近づいたラーメンをオーダーできるのです。

これは賛否両論ありの内容かとは思いますが

ラーメンに特化したメニューの一蘭であれば

私はものすごく良い印象を持ちました。

ラーメンに自信はある!そして更にお客様を喜ばせたい!!

という熱い想いが伝わってきたのです。

 

まだまだ一蘭への熱い想いはあるんですが

このくらいにしておきます。

最後に一つだけ、味はもちろん美味しい。

こだわりはあるけど、やりすぎていない。

また食べたい、いつでも食べたい。

そう思わせてくれるとんこつラーメンです。

 

今日の本題に戻りたいと思います。

 

大阪での一蘭の思い出

社会人になって、私は大阪に出てきました。

大阪のラーメンは戦国時代のようでした。

しょうゆ、みそ、しお、

何でもあるんです。

やっと見つけたとんこつラーメンと思ったら

「醤油とんこつ」もはや何かわからない。

 

私は純粋なとんこつが好きなんです。

 

そんなラーメンジプシーだった私に一筋の光が差しました。

一蘭の関西出店です。

 

道頓堀の、ど真ん中に一蘭がオープンしたのです。

かれこれ7年前くらいでしょうか。あやふやな記憶ですみません。

久々に並んで食べた一蘭は、美味しさは変わらず感動が再び与えてくれました。

 

それからは節目節目に、一蘭を食べるようになりました。

味のばらつきは少々ありましたが許容範囲です。

 

しかし、幸せは長くは続きませんでした。

 

海外旅行客のフィーバーです。

これはありがたいことです。

批判しているわけではありません。

 

道頓堀が海外の旅行客であふれかえったのです。

自然と一蘭から足は遠のきました。

 

一蘭との再会

2.3年前くらいから、また一蘭に行きたくなり、

たまに出向くようになりました。

 

その頃から、一蘭の何かが動き始めていたように思います。

 

以前から味のばらつきはあったんです。

しかし、味のばらつきと思えないような

味の変化がありました。

 

麺の変化がありました。

 

値段の変化がありました。

 

それでも、私は一蘭が好きでした。

時代の流れとともに変化していくことは大事です。

 

 

一蘭との決別

別れは突然に訪れるものです。

身をもって体験しました。

 

先日、久しぶりに道頓堀の一蘭に行きました。

やっぱり一蘭が忘れられなかったんでしょう。

 

しかし、道頓堀の一蘭はえげつない行列でした。

やはり、一蘭の良さを分かる人がこんなにいるんだ

と嬉しくもあり、寂しさもありました。

海外旅行の方がほとんどでしたが、その中に並ぶサラリーマンの方を見つけたときに

私は心が救われたように思います。

そうだよね、食べたくなるよね。

やっぱ一蘭だよねって。

 

しかし、えげつない行列に並ぶのにはお腹がすきすぎていました。

他を探すかと携帯で検索すると

なんと近くに一蘭がもう一店舗できた情報をキャッチできました。

 

その名も

道頓堀別館。一蘭屋台

と名付けられていました。

 

なんか嫌な予感。

 

早速行ってみると

並んでいる人はいたものの、5分程度ですぐに入ることができました。

 

道頓堀別館とは

5階建てのビル全部が一蘭です。

 

一蘭出世したなぁ~

 

食券を買うときに

突然、不安感が確信に変わりました。

 

まずはラーメンの値段が890円。

こんな高かったかな?

 

餃子すらメニューに入れてないという

ラーメンにこだわりのある一蘭のメニューが増えてました。

 

なかでも衝撃だったのが

抹茶杏仁豆腐。

 

そして、ぬくぬく抹茶。

これはもう何が何だかわかりません。

 

海外旅行客の波がメニューにも押し寄せていました。

 

冬だからぬくぬく抹茶なの?

夏はひんやり抹茶になるの?

 

というか、そもそも夏からの引き続きなの?

 

 

ラーメンへのこだわり…

それなら餃子の方がまだいいよ。

 

重い足取りで味集中システムに座りました。

 

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私が好きだった、一蘭の姿はどこに行ってしまったのでしょう。

 

ラーメンのこだわりを記している

味集中システムのカウンターの横に

ラーメンとは程遠い

抹茶のポスター

その向かいにはお土産のラーメン

 

自宅で一蘭のラーメンの味なんて出せるわけないだろ!!

家でその味が出たら、こだわりのラーメンの意味がないよ!!

 

味のばらつきがあるとか、ないとかの前に

あの頃の一蘭はどこにいってしまったのだろうか。

 

こんな気持ちのまま食べた

久しぶりの一蘭のラーメンは薄味でした。

 

 

さいごに

初めに言ったように

私はとんこつラーメンが大好きで

そのなかでも一蘭が一番好きなラーメンです。

 

時代の変化とともに変わっていくことは賛成ですが

一蘭の本来の姿は見失ってほしくないと思いました。

 

もしかしたら

道頓堀別館だけが特殊仕様になってだけかもしれません。

他の場所はいつもの一蘭のままであってほしいという思いです。

 

一蘭の批判をしているわけではないんです。

ただ大好きなラーメン、一蘭でセンチメンタルになったというだけの話です。

昔好きだった先輩が、ごりっごりのギャルと結婚してる事実を知った時と同じような感覚でしょうか。

それではまた(^^♪

 

 


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